那由多家創作メモWiki - テオ

「もういらないんだ。生贄なんて。」

プロフィール

テオ・サタン(テオ・ルシファー)
年齢 年齢不詳
身長 175cm(本来は187cm)

魔界の王。魔王とは思えない程優しい性格をしている。
角が生えていて耳が尖っている。(ツノは気分で形を変えている)
キャソックを着ていて腰に布を巻いてアレンジして着ている。
村の人々からは「ヌシサマ」と呼ばれている。

ハンナを生贄として殺すことが出来ず、殺さず屋敷で過ごさせる事になる。

大天使が大嫌い。
全てが完璧で、何でもできる。幻覚を出すことも出来るし、霧になれたり、人の記憶の改ざんも出来たりする。つまりチートである。

だが、数年に一度の間隔でとてつもない孤独感に襲われたりする。
「行かないで」や「一人にしないで」と稀に子供のようにすがる時がある。
殆ど自分の過去を明かそうとしない。


本来の(人間姿の)身長は187cmだが、ハンナに合わせて身長を175cmにしている。
緑髪の時は通常時。戦闘モードになると髪が紫色になる。
本来のサタンの姿になるとハンナがテオの手のひらで眠れるほど大きい。

「ロミオ・ルキウス」という名の神父の人間に変化し、村の様子を見に行っている。

500年前は性格が真逆だった。R-18Gはよくあること。
天使時代は美しい12枚の羽を持っていた金髪の熾天使だった。
堕天してからは12枚の羽は黒く染まっている。普段は羽をしまっているので見えない。

別作品のMira・Apocalypseに登場するマルチェロと時空を超えた仲である。
たまに会ってお茶会したりする仲。

物語は大きく動かされる


テオとハンナが半年以上共に過ごしたある日、ハンナは大天使:ミカエルに拉致される。
テオとハンナはお互い手を伸ばすが、ハンナの手を掴むことができず、大量の下級天使に押さえつけられ、地上に置かれてしまう。
テオは「ハンナは天界にいた方が楽なのかもしれない」と考え、救おうとする心を抑える。
「『自分の恐ろしい本来の姿』も見られたら怖がられてしまう」とも捉え、助けることができなかった。
ハンナが天界に拉致されてからのテオはまるで魂が抜けたようになる。
しかし数日後、ギャグ枠であるベルゼブブがハンナの死を予知する。
「愛した者をまた殺すつもりか」とベルゼブブは一喝する。
ベルゼブブその一言で「私がハンナにとってどんなに醜い姿で助けようとも嫌われようとも構わない。ハンナを殺すのは許されない」と決心し、
黒く染まった12枚の羽を出し、テオはベルゼブブと共に天界へ向かう。

天界への道中は難なく突破していくが、大天使ラファエル、ガブリエルとの戦闘が始まる。

早く助けたいのに、と内心思っているテオの心を読み取ったかのように、ベルゼブブは魔界の下級の悪魔を大量に召喚し、ラファエル・ガブリエルの動きを封じた。

そして天界のハンナのいる所に着くが大天使ミカエルが待ち構えていた。

「だって生贄なんだろう?生贄を食べるはずなのに生かしておくなんて、魔王も堕ちたものだなぁ。」
「お前にはわからないだろうな。人がどれだけ暖かい心を持ち、この私の心を穏やかにしたか。」

ミカエルは下級天使を召喚し、テオは下級悪魔を召喚し、空中で天使と悪魔の戦争が始まった。
下級悪魔を避けてサタンを攻撃するミカエル、下級天使を避けてミカエルを攻撃するサタン。

天界の空気が苦手なテオはどんどんと弱体化して行き、下級天使にも群がられるようになってしまう。

その隙にミカエルはハンナの元へ行き、ハンナを無理矢理抱きしめ、拷問を行おうとする。
ミカエルによって拷問される寸前にテオが恐ろしい姿でハンナの元へ助けにくるが、テオは既に瀕死に近い状態であった。
「しつこいな。この生贄はお前の過去を知ってしまったよ。絶望しなよ」
ミカエルは下級天使を集め、下級天使に囲まれ、テオを地上に落とそうとする。
その姿を見たハンナはテオの事を「ティボルト」と言い、ユリーシアの髪型を真似て、ミカエルを押しのけ、テオの元に落下していく。
テオは瀕死に近い状態になりながらも、ハンナの元に寄り、涙を流した。

テオとハンナはお互い涙を流しながら
「ずっとずっと、忘れててごめんなさい。ティボルト…ううん、今はテオさんだよね。テオ、愛しています。」
「嗚呼、ハンナ。前世の記憶を覚えていなくとも、私はずっときみを、ハンナを愛し続ける。」
と、共に愛を誓い、口付けをしながらテオとハンナは共に落下していく。

それを見たミカエルは「面白い。愛せるものなら愛してみなよ。そして失った時の絶望をまた味わえばいい。」
そう言って落ちていくハンナとテオを見守るのであった。

テオは満身創痍の状態で元の世界に戻り、テオの屋敷に戻った際にハンナと共に一ヶ月間眠りについてしまう。
眠りについたテオとハンナは幸せそうな笑顔で眠っていた。


  • イメージボイス:櫻井孝宏