那由多家創作メモWiki - ハンナ

「テオさんが、毎日いっぱいいっぱい、外の世界を教えてくれる!とってもとっても楽しいの!」

プロフィール

年齢 15
血液型 O
身長 150cm

100年に一度の生贄に選ばれた少女。
生贄としてテオの所に来るまで外の世界を知らずに育ったため、とても純粋で天然。人懐こく、精神も幼い。
髪を一度も切った事が無く、スーパーロングでシンプルなワンピース。

硬いパンが苦手。
苦手というより、テオに引き取られるまで毎日硬いパンと水の生活だった為、飽きた模様。

テオに外の世界に連れてってもらって毎日が楽しい様子。しかし雷や大きな音が怖い。
怖いのを隠そうとすると涙目になって頬をふくらませる。そしてぬいぐるみをだっこする。

動物に懐かれやすく、ハンナがテオの庭で眠っていると森にいる小鳥やうさぎや鹿、ときどきユニコーンがハンナを囲って眠り始めるほど。

自分の誕生日がわからない。
村の長に「お前は生贄なんだから誕生日など知らなくていいんだ」と言われた過去があり、今まで祝われた事が無い。
絵本で「誕生日」というワードでその言葉を思い出し、テオに自分の誕生日が分からない事を告げる。

物語は大きく動かされる


テオとハンナが半年以上共に過ごしたある日、ハンナは大天使:ミカエルに拉致される。
時間の神、クロノスに「知りたいか人の子よ。魔王の過去を。」と言われ、強制的に眠らされる。
テオの過去、ティボルトと名乗っていた頃、生け贄を食べていた頃のテオの記憶を見せられる。
そしてその後、天界のハンナ専用の部屋のベッドで眠らされ、前世のユリーシアと夢の中で会話をする。
前世の自分の記憶を思い出したハンナは、テオへの愛が増して行き、自分の前世の意思、今の強い意志を持ち、ユリーシアの言葉を受け止め永遠にテオを愛する事を決意する。
「テオさんはずっと私を待っててくれたんだ…気づかなくてごめんなさい。」と涙を流す。

ミカエルによって拷問される寸前にテオが恐ろしい姿でハンナの元へ助けにくるが、テオは既に瀕死に近い状態であった。
ミカエルは下級天使を集め、下級天使に囲まれ、テオを地上に落とそうとする。
その姿を見たハンナはテオの事を「ティボルト」と言い、ユリーシアの髪型を真似て、ミカエルを押しのけ、テオの元に落下していく。

瀕死のテオはハンナに近づき、テオとハンナは涙を流しながら
「ずっとずっと、忘れててごめんなさい。ティボルト…ううん、今はテオさんだよね。テオ、愛しています。」
「嗚呼、ハンナ。前世の記憶を覚えていなくとも、私はずっときみを、ハンナを愛し続ける。」
と、共に愛を誓い、口付けをしながらテオとハンナは共に落下していく。

ハンナは生きた体で天界に行ったダメージが大きく、テオの屋敷に戻った時にテオと共に一ヶ月眠りについてしまう。
眠りについたテオとハンナは幸せそうな笑顔で眠っていた。

そしてハンナは「ハンナ・ジュリエット」と名乗るようになる。


  • イメージボイス:茅野愛衣