エリート大学に通う内気で恋に奥手な「姫宮撫子」は、
ある日親に『成績が悪い。姫宮家の恥』という身勝手な理由で勘当されてしまう。
限られた所持金が尽きかけていた雨の日の公園で傘も差さずにブランコに座って地面を眺めていた撫子に
声をかけてくれたのは同じ大学のクラスメイトの外国人の
「ノア・ローズブレイド」だった。
ノアは撫子に事情を聞き
『帰る家が無い、お金も無い』と泣きながらぽつりぽつりと言う撫子にカタコトの日本語で提案する。
『ボクと、暮らしませんか』
帰る場所も無い撫子は『でも悪いし…』と言った撫子。
しかしノアは
『悪いなんて思ってない、君を放っておけない、だから、一緒に暮らしませんか』
押しに弱い撫子は、流されるままノアと共に暮らし始める事になった。
お互いの慕う感情が、恋幕と知らずに――…
2022.2.10〜
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